農泊の販路開拓が進まないときは?人手不足や参加の不安に向き合う地域支援

知る。
2026年10月16日
農泊 販路開拓 人材育成
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農泊の販路開拓が進まない背景には、人手不足や多忙さに加え、新しい取り組みへの不安がある場合もあります。自治体やDMOが支援を考える際には、地域が参加・実践に踏み出しにくい理由を知り、現在の体制に合う関わり方を考えることが大切です。

全国農協観光協会の公開事例集から、商談会への参加をためらっていた農泊地域に、現地での対話や準備支援を通じて関わった事例を紹介します。農政・観光・地域振興の担当者や農泊推進組織の皆様が、地域支援のあり方を検討する際の参考としてご覧ください。

農泊の販路開拓・支援事業をご検討の皆様へ

地域の担い手が多忙で販路開拓まで手が回らない、初めての取り組みをどう支えればよいか迷っている。こうした課題をお持ちの自治体・行政、DMO、地域の協議会の皆様は、本会へご相談ください。

農泊の販路開拓・地域支援について相談する

お問い合わせ種類は「事業内容について」をお選びください。

販路開拓に取り組む余力が生まれにくい地域の課題

本会の事例集では、現地での聞き取りを通じて、中核となる法人の人員、新しい取り組みに使う資金、販路の不足といった課題が見られたことを紹介しています。これは聞き取りを行った地域での記録であり、全国すべての農泊地域の状況を示す統計ではありません。

日々の受入や運営を担う人が限られている場合、新しい取り組みに関心があっても、準備や参加のための時間を見通しにくいことがあります。地域の魅力を発信する機会が用意されても、地域側が参加を決めるまでには、こうした事情が関わります。

支援を検討する側にとっては、取り組みの案内を届けることとあわせて、地域の現状や参加しにくさを捉える視点が必要になります。

現地で話を聞き、参加への一歩を支えた事例

「東北農泊 地域の取組事例集2025 ―一般旅行の誘客促進編―」では、商談会の案内メールへの反応が少なかった一方、現地を訪れて話をすると、販路拡大に取り組みたいという意向が聞かれたことを紹介しています。

参加をためらう背景には、多忙で予定を決めきれないこと、初参加で準備や会場の様子が分からないこと、過去の参加で十分な手応えを得られなかったことなどがありました。

本事業では、現地で状況や不安を聞き、商談会に向けた準備について説明するなどの支援を行いました。資料づくりへの支援を伝えたことで、参加を決意した地域も紹介されています。

確認できる変化は、参加への意思決定と準備支援の実施です。人員が増えた、人手不足が解消した、売上や成約が増えたといった成果を示したものではありません。また、この章では地域名が明記されていないため、特定の地域の実績としては紹介していません。

自治体・DMOが支援を考える際の視点

この事例から考えられるのは、地域の参加意向を、案内への返答だけで判断しきれない場合があるということです。関心があっても、日常業務や初めての準備への不安によって、返答や参加の決定が進まないことがあります。

自治体やDMOが事業を検討する際には、地域の目標と、現在の担い手や運営体制の間にどのような課題があるかを捉えることが考えられます。地域がこれまで重ねてきた経験や、継続して取り組める条件を踏まえることも大切です。

そのうえで、地域側が担うことと外部の協力を必要とすることを、地域の事情に合わせて検討していきます。どの組織がどこまで関わるか、どのような支援事業にするかは、地域ごとの検討事項になります。

新しい事業の立ち上げだけでなく、既存の取り組みを続けながら販路開拓を進めたい場合にも、現在の困りごとから必要な支援を考えることができます。

全国農協観光協会の地域交流支援

本会の地域交流支援の案内では、計画づくり、人材育成、観光資源の発掘・磨き上げ、ツアーの作成方法や旅行手配などの支援を紹介しています。

また、地域交流支援のQ&Aでは、地域の現状に応じた目標設定や計画づくり、地域資源の魅力を伝えるコンテンツづくり、マーケティングに関する相談を案内しています。何から検討すべきか整理したい段階の皆様も、ご相談内容を考える際の参考にしてください。

地域の体制や課題によって必要な関わり方は異なります。農泊や都市農村交流の支援事業をご検討の自治体・関係組織の皆様は、本会の地域交流支援の実績もあわせてご覧ください。

課題が整理しきれていない段階からご相談ください

地域の担い手が多忙で新しい事業に取り組む余力がない、販路開拓を進めたいが準備に不安がある、行政やDMOとしてどのような支援が必要か考えたいなど、現在の状況をお聞かせください。地域の協議会や受入事業者の皆様からのご相談も承ります。

農泊の販路開拓・支援事業をご検討の皆様へ

地域・団体名、現在の課題、これまでの取り組み、事業の検討段階をお知らせください。検討時期が決まっている場合は、あわせてご記入ください。地域の状況を伺いながら、ご相談内容を確認します。

農泊の販路開拓・地域支援について相談する

お問い合わせ種類は「事業内容について」をお選びください。

公開事例集と関連記事

商談会への参加に関する事例は冊子8〜9ページ(PDFの10〜11枚目)、地域に共通する課題の記述は冊子3ページに掲載されています。本事例集は、東北農政局「令和7年度農泊推進プロモーション事業」を活用して本会が作成したものです。

「東北農泊 地域の取組事例集2025」をPDFで読む。概要は発刊案内をご覧ください。

資料の改善、旅行会社との関係づくり、一般旅行者向けのツアー造成については、次の記事でそれぞれ公開事例を紹介しています。

2026年10月16日作成。公開事例と本会の事業案内に基づき、農泊の支援事業を検討する自治体・関係組織向けに紹介しています。

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