京野菜の女王「万願寺とうがらし」と出会う旅:与謝野町で叶える、心豊かな収穫体験
日々の忙しさの中で、ふと立ち止まり、自然の中に身を置きたくなることはありませんか? 都会の喧騒を離れ、土の香りを胸いっぱいに吸い込みたい、家族とのんびりとした時間を過ごしたい。そんな穏やかで豊かな暮らしを求めるあなたへ、特別な恵みがあります。
それは、京の都から少し足を延ばした、自然豊かな京都府与謝野町で育まれる、京野菜の女王「万願寺とうがらし」と、その心満たされる収穫体験です。この記事では、そんな魅力あふれる「万願寺とうがらし」の秘密と、与謝野町で体験できる忘れられない収穫のひとときをたっぷりご紹介します。
京野菜の女王「万願寺とうがらし」と出会う旅
>>> 今後の農業支援や体験交流については、こちらからご覧ください!
・京野菜の女王「万願寺とうがらし」ってどんな野菜? 辛くない? ・歴史が育んだブランド力。「京野菜」の誇りをまとう万願寺とうがらし ・シンプルが一番!丸ごと味わう万願寺とうがらしの美味しい食べ方 |
京野菜の女王「万願寺とうがらし」ってどんな野菜? 辛くない?
「万願寺とうがらし」と聞いて、まず「辛いんじゃないの?」と心配される方もいらっしゃるかもしれませんね。でも、ご安心ください。この万願寺とうがらしは、通常思い浮かべるピリ辛のトウガラシとは全く違う、「甘み」が最大の特徴の野菜です。地元では「万願寺甘とう」とも呼ばれているほど、その甘さは折り紙付き。だから、辛いものが苦手な方やお子さんでも、安心して美味しく食べられます。
この特別なトウガラシは、京都府舞鶴市が発祥の地とされています。大正末期から昭和初期にかけて、舞鶴市万願寺地区で、日本のトウガラシの代表格である「伏見系のトウガラシ」と、大型で甘い性質を持つ「カリフォルニア・ワンダー系のトウガラシ」が交配されて誕生したと言われています。まさに、和と洋の素晴らしい特徴を併せ持った、奇跡の京野菜なのです。
「万願寺とうがらし 特徴」について深掘りすると、その見た目も一般的なトウガラシとは一線を画します。長さが10~18センチにもなる大型のトウガラシで、その堂々たる姿から「とうがらしの女王様」とも呼ばれています。手に取ってみると、その肉厚でずっしりとした重みに驚くことでしょう。それでいて、果肉はとても柔らかく、青臭さが少ないのも特徴。そして、何より嬉しいのが、種が少ないことです。そのため、下処理の手間がほとんどなく、丸ごと調理が可能です。ジューシーな食感と、ほんのりとした甘みは、まさに緑黄色野菜の宝石。お子さんの野菜嫌いを克服するきっかけにもなるかもしれません。
>>> 今後の農業支援や体験交流については、こちらからご覧ください!
歴史が育んだブランド力。「京野菜」の誇りをまとう万願寺とうがらし
万願寺とうがらしは、ただ美味しいだけでなく、そのルーツとブランド力にも注目すべき京野菜です。このトウガラシは、旬を迎える初夏から夏にかけて、私たちの食卓を彩ってくれます。一般的には5月上旬/中旬から収穫が始まり、9月中旬から長いものでは11月下旬まで出荷が続きます。夏の暑い時期に、これほど肉厚でジューシーな緑黄色野菜が食べられるのは嬉しいですよね。
そして、「万願寺とうがらし」の地位を不動のものにしているのが、その「京野菜」としてのブランド力です。京都府が認証する「ブランド京野菜」に指定されており、京の伝統野菜に準ずる野菜として、その品質と価値が認められています。さらに、特定の産地、具体的には発祥の地である舞鶴市を中心に、綾部市や福知山市で栽培されたものは「万願寺甘とう」として商標登録されています。これは、これらの地域で生産された万願寺とうがらしが、特に厳しい基準を満たし、その品質が保証されている証拠です。
加えて、「万願寺甘とう」は、国の地理的表示(GI)保護制度にも登録されています。GI制度とは、その地域ならではの気候や風土、栽培方法などによって育まれた、独自の特性を持つ農林水産物や食品の名称を保護する制度のこと。これは、万願寺甘とうが、京都の特定の地域でしか生み出せない、他に類を見ない特別な価値を持っていることを証明しています。つまり、「万願寺とうがらし」という品種名で様々な地域で栽培されているものと、商標登録され、GI制度にも登録された「万願寺甘とう」という、より限定された高品質なブランドがあるという違いも理解しておくと、より深くその魅力を楽しめるでしょう。
与謝野町でも、この万願寺とうがらしは大切に栽培されています。地元の農産物直売所「よさの野菜の駅」では、「万願寺」「万願寺唐辛子」として販売されており、与謝野町の農家さんたちが丹精込めて育てていることが分かります。与謝野町観光協会でも、万願寺とうがらしが九条ネギや海老芋と並んで、京ブランドの代表として挙げられています。京野菜と聞くと「都っぽい」イメージが強く、具体的な産地があまり知られていないという認識も示されていますが、実は与謝野町のような豊かな自然に恵まれた地域が、その品質を支えているのです。
シンプルが一番!丸ごと味わう万願寺とうがらしの美味しい食べ方
せっかく手に入れた「万願寺とうがらし」。あの甘みと肉厚な食感を最大限に引き出すには、どんな食べ方が良いのでしょうか? 「万願寺とうがらし 食べ方」を知れば、あなたの食卓がもっと豊かになること間違いなしです。肉厚で柔らかく、種も少ない万願寺とうがらしは、丸ごと調理が可能なのが嬉しいポイント。下処理の手間が少ないので、忙しい日でも手軽に美味しい一品が作れますよ。
万願寺とうがらしは、ピーマンと同じナス科の野菜なので、油との相性が抜群です。サッと炒めたり、素揚げにしたりすると、油のコクと甘みが一体となり、さらに美味しさが引き立ちます。香ばしい香りが食欲をそそり、ご飯が何杯でも進んでしまいそうです。
京野菜として親しまれる万願寺とうがらしは、シンプルに焼いて食べるのが定番のおばんざいとして広く親しまれています。フライパンやグリルで焦げ目がつくまでじっくりと焼いてみてください。火を通すことで、果肉はさらにとろりと柔らかくなり、甘みが凝縮されます。熱々のところにかつお節をたっぷりかけて、お醤油をたらり。これだけで、万願寺とうがらし本来の甘みと旨味が存分に味わえる、至福の一品になります。お好みで、少しだけ七味唐辛子を振ると、香りが引き締まり、大人の味わいに。
>>> 今後の農業支援や体験交流については、こちらからご覧ください!
また、京都市や京都府中丹地方の家庭では、万願寺とうがらしとじゃこを甘辛く煮含めた「万願寺とうがらしとじゃこの炊いたん」が、おふくろの味として親しまれています。万願寺とうがらしの優しい甘みとじゃこの旨味が合わさり、ご飯のおかずにも、お酒の肴にもぴったりです。他にも、天ぷら、煮物、炒め物、パスタの具材など、様々な料理に活用できます。あなたのキッチンで、万願寺とうがらしの無限の可能性を探ってみませんか?
畑で出会う生命の輝き。京都与謝野町「万願寺とうがらし」収穫体験の魅力
万願寺とうがらしの魅力に触れて、「実際に畑で見て、触れて、収穫してみたい!」そう思われたあなたへ、京都府与謝野町では、その願いを叶える特別な収穫体験が用意されています。
与謝野町で企画開催される本会の体験交流イベントでは、この「万願寺とうがらし収穫体験」が実際に行えます。都会ではなかなか経験できない、広々とした畑で、太陽の光をいっぱいに浴びた万願寺とうがらしを目の前にした時の感動は、きっと忘れられないものになるでしょう。畑に入ると、鮮やかな緑の葉の間から、すらりと伸びた美しい緑色の万願寺とうがらしが顔をのぞかせます。
この体験では、京都発祥の、辛味がなく肉厚な万願寺とうがらしを、あなたの手で直接収穫することができます。農家さんの指導のもと、どれが食べ頃なのか、どのように収穫すれば良いのかを教えてもらいながら、一つ一つ丁寧に摘み取っていく。自分で選んだ一玉をそっと手に取り、茎を折って収穫する瞬間の喜びは、言葉にできないほどです。採れたての新鮮な万願寺とうがらしに直接触れることができるのは、収穫体験ならではの醍醐味ですよね。畑の土の匂い、風の音、そして収穫の感触。五感すべてで、万願寺とうがらしの生命の輝きを感じられるでしょう。
万願寺とうがらしの旬は初夏から秋の深まりまでと長いので、比較的ながく収穫体験を楽しむことができます。瑞々しい緑色の万願寺とうがらしが畑にたくさん実っている様子は、見ているだけでも心が和みます。収穫したばかりの万願寺とうがらしは、畑の土の温もりをまだ残しているかのよう。その日の夕食に、自分で採った万願寺とうがらしを料理する。そんな食の体験は、きっとあなたの心を豊かに満たしてくれるはずです。
収穫体験で叶える、心豊かな一日。与謝野町の魅力と食の彩り
与謝野町での万願寺とうがらし収穫体験は、単に野菜を採るだけで終わるものではありません。それは、京の文化と豊かな自然が息づく与謝野町で、心豊かな一日を過ごす旅でもあります。
本会の収穫体験は、日帰り旅行の行程の一部として、様々な魅力的な体験と共に味わえます。例えば、地域の新たな特産品として注目を集めるホップ収穫体験(季節限定)に参加したり、風情あるちりめん街道を散策しながら、京都の伝統工芸である組みひも作り体験に挑戦したり。与謝野町は、かつて丹後ちりめんの生産地として栄えた歴史があり、今もその文化が息づいています。
このように、単なる野菜の収穫だけでなく、与謝野町の豊かな自然や文化、他の魅力と合わせて楽しめる点が、与謝野町での万願寺とうがらし収穫体験の大きな魅力と言えます。農家さんや地域の人々との温かい交流も、旅の素晴らしい思い出となります。地元の人しか知らないような、とっておきの万願寺とうがらしの美味しい食べ方や、地域の歴史について教えてもらえるかもしれません。
都市部での生活は便利で刺激的ですが、時に私たちは、もっとシンプルで、もっと自然に近い生活を求めることがありますよね。土に触れることの癒し、木々の緑に囲まれて深呼吸することの心地よさ。それは、私たちが本来持っている、自然との繋がりを求める気持ちなのかもしれません。
万願寺とうがらしの収穫体験は、まさにそんなあなたの願いを叶えてくれる場所です。広々とした畑で、柔らかな土の感触を足の裏に感じながら、太陽の光を浴びてすくすくと育つ万願寺とうがらしの木の下に立つ。街の喧騒から離れて、鳥の声を聞きながら、深呼吸をする。それだけで、日頃の疲れがスーッと抜けていくのを感じられるでしょう。土に触れるというシンプルな行為が、こんなにも心を落ち着かせ、満たしてくれるのだということを、改めて実感できるはずです。
家族との時間を大切にしたいと願うあなたにとって、この収穫体験は、忘れられない素敵な思い出を作る絶好の機会となります。お子さんやお孫さんと一緒に、大きな万願寺とうがらしを見つけて「これ大きいね!」「どれにしようかな?」なんて会話をしながら、力を合わせて収穫する。その時の子供たちのキラキラした笑顔や、大人たちの楽しそうな声は、きっといつまでも心に残る宝物になるでしょう。共通の体験を通じて、家族の絆がより一層深まる。それこそが、収穫体験の何よりの価値かもしれません。
自分で収穫した旬の味覚をいただくことほど、贅沢なことはありません。愛情込めて育てられた万願寺とうがらしを、畑から直接持ち帰って、そのまま食卓へ。その新鮮さと美味しさは格別です。自分で選んで、自分の手で収穫したという、物語が加わることで、野菜の味はさらに深まります。「この万願寺とうがらしはね、与謝野町の畑で〇〇ちゃんと一緒に採ったんだよ」なんて話をしながら食べれば、美味しさも一層増すはずです。旬の味覚が彩る食卓は、私たちの暮らしをより豊かに、より彩り豊かにしてくれます。
>>> 今後の農業支援や体験交流については、こちらからご覧ください!
おわりに
京都府与謝野町で育まれる「万願寺とうがらし」は、その辛くない甘み、肉厚で柔らかくジューシーな果肉、そして種が少ないという特長から、「とうがらしの王様」「京野菜の女王」と称される特別な野菜です。大正時代から舞鶴の地で大切に受け継がれ、今や国のGI制度にも登録されるほどの高い品質とブランド力を確立しています。与謝野町の豊かな自然の中で体験できる万願寺とうがらしの収穫は、単に野菜を採るだけでなく、土の温もりを感じ、五感を研ぎ澄ませ、そして家族や大切な人たちとの絆を深めることができる、心満たされる特別な時間です。日々の忙しさを忘れ、畑で深呼吸し、自分の手で万願寺とうがらしを収穫し、採れたての京野菜が彩る食卓を楽しむ。そんな穏やかで豊かな暮らしを求めるあなたの心に、きっと温かい光を灯してくれるでしょう。ぜひ次の休日に、京都府与謝野町を訪れて、この素晴らしい体験をしてみてはいかがでしょうか。
>>> 今後の農業支援や体験交流については、こちらからご覧ください!
〒532-0011
大阪府大阪市淀川区西中島3-11-10(新三宝ビル4F)
電話:06-6195-3960/FAX:06-6195-3970
E-mail: [email protected]
受付時間:9:30~17:00(平日)