新宿で都市農業にふれる|農あるまちを未来へマルシェ2026開催レポート
新宿のJA東京アグリパークで開催。入口にはマルシェの案内と、まちの中の農業の役割を伝える掲示が並びました。
都市農業 × 地域交流 開催レポート
いつもの買い物から、
まちの農業を知る。
2026年10月31日(土)・11月1日(日)、全国農協観光協会は、新宿のJA東京アグリパークで「農あるまちを未来へマルシェ2026」を開催しました。農産物との出会いを入り口に、都市農業と暮らしのつながりを知っていただくための催しです。
開催概要
催し:農あるまちを未来へマルシェ2026
開催日:2026年10月31日(土)・11月1日(日)
会場:JA東京アグリパーク(東京都渋谷区)
主催:一般社団法人 全国農協観光協会
この記事の内容
野菜を選ぶ場所から、都市農業を知る場所へ
東京のまちの中やその周辺にも、農産物を育てる畑があり、農業を営む人たちがいます。日々の買い物では、野菜の値段や使い道に目が向きがちですが、産地や品種の名前には、その土地の暮らしや農業を知る手がかりがあります。
会場では農産物を販売し、都市農業の役割や江戸東京野菜を紹介する掲示もありました。野菜を手に取ることをきっかけに、「どこで育ったのだろう」「この名前にはどんな由来があるのだろう」と関心を広げていただくことを目指しました。
都市農業について知るために、最初から専門的な知識が必要なわけではありません。身近な食べ物と、暮らしているまちの関係に気づくことも、農業への理解につながる一歩です。
江戸東京野菜から、東京の食と農を知る
売り場には、江戸東京野菜を紹介する案内と、さまざまな形や大きさの野菜が並びました。大根やカブなど、普段からなじみのある野菜も、品種の名前に目を向けると、新しい発見があります。
江戸東京野菜の案内が置かれた売り場。野菜の名前と一緒に、その背景にも目を向けるきっかけになります。
「東京産」と「江戸東京野菜」は、同じ意味?
東京で生産された野菜が、すべて江戸東京野菜というわけではありません。JA東京中央会では、江戸期から続く東京の野菜文化を受け継ぐ、昭和中期までの在来種や在来の栽培法などに由来する野菜を、江戸東京野菜としています。
会場の案内で紹介していた野菜
亀戸ダイコン/内藤かぼちゃ/シントリ菜/金町小カブ
地名の付いた名前は、野菜と地域のつながりを調べる入り口にもなります。買う・食べるという身近な行動から、受け継がれてきた食文化や、作り手の営みへ関心を広げてみませんか。
都市農業が暮らしにもたらす役割
都市農業は、まちの中やその周辺で営まれ、食卓や地域の暮らしに関わる農業です。農林水産省は、消費地に近い農産物の供給、農業体験の場、緑地空間、災害に備えたオープンスペースなど、多様な役割を紹介しています。
身近な産地になる
暮らしている地域の近くで、農産物が育てられていることを知るきっかけになります。
農にふれる場になる
農業体験などを通して、食べ物が育つ過程や作り手の仕事にふれられます。
緑の空間を支える
農地は、生産の場であるとともに、まちに緑のある風景をもたらします。
こうした役割は、野菜を購入する場面だけでは見えにくいものです。だからこそ、農産物にふれ、地域の農業について知る機会をつくることが大切だと考えています。
今回のマルシェも、買い物を楽しむことから一歩進み、都市農業を自分の暮らしと結びつけて考えていただくための取り組みです。
知ったことを、次の買い物や体験へ
都市農業との関わりは、特別なことから始める必要はありません。普段の買い物や、休日の過ごし方から、少しずつ接点を見つけられます。
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売り場で、産地と野菜の名前を見る
地元の直売所やマルシェで、産地や品種の表示を確かめてみましょう。食べたことのない野菜なら、お店の案内で特徴や食べ方を調べることもできます。
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気になった野菜の背景を調べる
江戸東京野菜など、地域に受け継がれてきた野菜を知ると、食材を選ぶ時間に、その土地の歴史や文化を知る楽しみが加わります。
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案内を見て、農業体験や交流に参加する
農業体験や生産者との交流に関心が湧いたら、募集内容や対象年齢を確認して、自分や家族に合う企画を探してみてください。
都市農業を知る人が増えることは、その役割を地域で考え、支えていくきっかけになります。今回のマルシェが、身近な農と食への関心を広げる機会となれば幸いです。
