職業体験EXPO2026レポート|子どもたちに届けた「農業という仕事」

つながる。
2026年07月28日
職業体験EXPO2026 農業という仕事 農業体験 農業女子
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EVENT REPORT|2026.07.25

職業体験EXPO2026レポート 子どもたちに「農業という仕事」を届けた1日

「農業のお仕事って、どんなことをしているんだろう?」小学生の素朴な疑問に、本気で向き合う大人たちがいます。2026年7月25日、東京・渋谷のベルサール渋谷ファーストで開催された「職業体験EXPO 2026」。19の企業・団体・官公庁が集うこのイベントに、一般社団法人全国農協観光協会も出展しました。当日会場を訪れた1,153名のうち541名の子どもたちが、農業という仕事にどう出会い、何を感じたのか。そして、その体験を支えていたのはどんな組織なのか。今回はイベント当日の様子とともに、その裏側にある「人を育てる」「農業を伝える」という私たちの仕事についてもご紹介します。

職業体験EXPO2026とは?
19団体が集った「子どもと社会の出会い」

職業体験EXPO2026は、「子どもと社会の出会い。」をテーマに、小学3〜6年生とその保護者を対象とした職業体験イベントです。株式会社Values Fusionが運営し、文部科学省・経済産業省の後援のもと、2022年の初開催から数えて今年で5回目の開催となりました。当日は、JAXA、東京消防庁、第一生命保険、雪印メグミルクなど、業界の垣根を越えた19の企業・団体・官公庁がブースを出展。それぞれがクイズやワークショップを通じて、自社の仕事や社会への関わり方を子どもたちに伝えました。

会場全体の来場者は1,153名(うち子ども541名)にのぼり、当日は朝から会場中に子どもたちの笑い声とスタンプラリー用紙を握りしめる小さな手が溢れていました。「農業」という言葉を教科書の中だけでなく、実際に人と出会い、手を動かしながら学べる場所。それが職業体験EXPOの最大の魅力です。

1,153名会場来場者
541名子どもの来場者
19団体企業・団体・官公庁

全国農協観光協会について、詳しくは こちらからご覧ください →

職業体験EXPO2026の全国農協観光協会ブースの様子
全国農協観光協会ブースの様子

「農業女子」と歩んだブース運営
オクラと種のワークショップ

全国農協観光協会のブースでは、「農業女子に聞いてみよう!農業ってどんなお仕事?」をテーマに、実際に新規就農した2名の女性農家を講師に迎えました。東京都武蔵野市でオクラなどを育てる「こびと農園」の鈴木あかねさんと、長野県駒ヶ根市で乾燥野菜を製造・販売する「さっちゃん農園」の下島幸恵さん。お二人とも、農業とは無縁の道からご自身の意思で就農した経歴を持ち、子どもたちに向けて「なぜ農業を仕事に選んだのか」というリアルな言葉を届けてくれました。

ワークショップの内容は、色違いのオクラを虫眼鏡で観察し子ども用包丁でカットする「オクラの不思議発見!」と、野菜の種を分類しながら野菜のタネにも触れる「野菜の種のヒミツ!」の2本立て。単なる展示や説明にとどまらず、「見て・触れて・体験する」ことにこだわった設計が、このブースの軸となりました。

オクラの不思議発見!

色や形の異なるオクラを、虫眼鏡と子ども用包丁を使ってじっくり観察しました。

野菜の種のヒミツ!

さまざまな野菜の種を見比べ、分類しながら、その違いや不思議を学びました。

農業女子によるワークショップの様子
農業女子と一緒に、野菜を見て・触れて・観察

全8枠満席の理由
見て・触れて・体験するワークショップ設計

午前4回・午後4回、合計8回実施したワークショップは、すべて定員10名に対して参加10名、稼働率100.0%という結果になりました。整理券方式で運営したこともあり、開始早々に定員に達する回が相次ぎ、キャンセル待ちが発生する場面も見られました。

この背景にあるのは、「実物に触れる」という体験設計そのものの強さです。教科書で見る野菜と、実際に手で持ち、断面を観察し、匂いを感じる野菜はまったく別の存在です。子どもたちは虫眼鏡片手にオクラの断面をのぞき込み、「こんな形をしているんだ!」と驚きの声をあげていました。この「驚き」こそが、記憶に残る学びの原点だと私たちは考えています。

WORKSHOP RESULT

全8枠満席・参加80名

稼働率 100.0%

子どもたちの声
「将来、農家になってみたい。」アンケートから見えたもの

ワークショップ参加者80名を対象に実施したアンケートには56件の回答が集まり、満足度は89.3%、「農家の仕事に興味をもった」「農業・食への興味が高まった」という回答は、いずれも87.5%にのぼりました。

89.3%ワークショップ満足度
87.5%農家の仕事に興味
87.5%農業・食への興味向上

感想コメントに寄せられた声には、農業という仕事のイメージが確かに変わった瞬間が見て取れます。「オクラの種類がたくさんあって勉強になりました。」「初めて丸オクラを見ました!楽しかったです。」といった発見の声に混じって、「しょう来、農家になってみたい。」という一文が寄せられたことは、私たちにとって何よりの成果でした。たった20分のワークショップが、一人の子どもの将来の選択肢に、小さな種をまいたのかもしれません。

アンケートに寄せられた声

「将来、農家になってみたい。」

会場全体では、クイズラリーへの挑戦者も202名にのぼり、ワークショップに参加できなかった来場者にも、農業や本会の取り組みに触れてもらう接点をつくることができました。イベントをきっかけに、公式Instagramアカウントのフォロワーも合計300名以上増加。会場での小さな出会いを、その後も続く関係へつなげる入り口になっています。

職業体験EXPO2026で体験する子どもたちの様子
実物を観察しながら、農業の仕事を学ぶ子どもたち

この体験を支えているのは誰か
全国農協観光協会という仕事場

19団体が集う会場の中で、一つのブースを企画から運営まで動かすには、想像以上に多くの手が必要です。講師との日程調整、内容の設計、配布物や備品の手配、当日のスタッフシフト作成、そして主催者側との細かなすり合わせ。今回の出展も、社内の複数部署が連携しながら、数ヶ月をかけて一つひとつ形にしてきました。

全国農協観光協会は、旅行業としての側面を持ちながら、全国のJAグループや生産者と連携し、「農業を知る・体験する」機会を都市部の人々に届けることを事業の軸としています。今回のような子ども向けイベントの出展だけでなく、収穫体験ツアーの企画運営、地域の民俗芸能を紹介する催し、学生向けの地域づくりコンテストの運営など、担当者一人ひとりが企画の立ち上げから実行までを任される場面が数多くあります。決められた業務をこなすだけでなく、「こんな企画をやってみたい」という提案が形になりやすいのも、この仕事の特徴です。

農業や地域に関わる仕事に興味がある方、企画から実行まで一貫して携わる働き方に関心がある方にとって、私たちの仕事は挑戦しがいのあるフィールドだと思います。ご興味を持たれた方は、ぜひ採用情報もご覧ください。

CAREER

農業・地域・人をつなぐ仕事を、私たちと。

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おわりに

職業体験EXPO2026は、19団体・1,153名の来場者が集う大規模なイベントの中で、全国農協観光協会が「農業という仕事」を子どもたちに伝えた1日でした。ワークショップ全8枠満席、満足度89.3%、「将来、農家になってみたい」という声。数字と言葉の両方が、この出展の意義を物語っています。

会場を訪れた子どもたちにとって、それは20分間の小さな体験だったかもしれません。ですが、その裏側には、講師として立った2人の農業女子の情熱と、企画から当日運営までを支えたスタッフの積み重ねがありました。私たちは、こうした一つひとつの出会いを、農業体験ツアーや地域との交流企画へとつなげながら、これからも「農業を知り、体験する」機会を届けていきます。

農業を知り、体験し、地域とつながる。

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