太陽の恵み、大地の力。但馬の里山で育つ、知られざる宝物「八代オクラ」との出会い
日々の忙しさの中で、ふと立ち止まり、自然の中に身を置きたくなることはありませんか? 都市の喧騒を離れて、土の香りを胸いっぱいに吸い込みたい、家族とのんびりとした時間を過ごしたい、そんな穏やかで豊かな暮らしを求めるあなたへ、ぜひ知っていただきたい特別な伝統野菜があります。
それは、兵庫県但馬地方の豊かな自然の中で、人々の手によって大切に守り育てられてきた、知られざる伝統野菜「八代オクラ」です。
あの見慣れたオクラとは一味違う、驚きの姿と食感を持つこの八代オクラとの出会いは、あなたの食卓を、そしてあなたの心を、きっと豊かにしてくれるはずです。この記事では、そんな魅力あふれる「八代オクラ」の秘密と、但馬の里山でその命の輝きに触れることの喜びについて、たっぷりご紹介します。
但馬の里山で育つ、知られざる宝物「八代オクラ」との出会い
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・常識が変わる?!驚きの形状と柔らかさ!但馬伝統野菜「八代オクラ」との出会い ・生でシャキシャキ、加熱でとろり。八代オクラが持つ二つの顔と濃厚な味わい ・食卓から地域を元気に!広がる八代オクラの輪と美味しい食べ方 |
常識が変わる?!驚きの形状と柔らかさ!但馬伝統野菜「八代オクラ」との出会い
「オクラ」と聞いて、思い浮かべるのは、あのネバネバした食感と、切り口の可愛らしい五角形ではないでしょうか。でも、兵庫県但馬地方、特に豊岡市日高町の八代地区でひっそりと受け継がれてきた伝統野菜「八代オクラ」は、あなたのオクラに対するイメージをきっと覆すでしょう。
「八代オクラ 特徴」を知りたいあなたへ。まず、その形状に驚くはずです。一般的なオクラがきれいな五角形をしているのに対し、この八代オクラは、まるでアート作品のように、八角形以上の多角形をしています。よく見ると、六角形、七角形、そして八角形やそれ以上の角を持つものまで。一つとして同じ形がない、自然が生み出した世界に一つだけの形に、きっと心を奪われるでしょう。
そして、その大きさも一般的なオクラよりも太くて大きいのが特徴です。出荷規格としては長さ8cmから12cmとされていますが、見た目にも「わあ、大きい!」と感じる存在感があります。これだけ大きいと、筋張って硬いのではないか、と思われがちですが、そこが「八代オクラ」の素晴らしいところ。大きく成長しても筋張りにくく、とても柔らかいのが、このオクラの大きな魅力の一つです。手に取ってみると、そのふっくらとした丸みと、優しそうな肌触りを感じることができます。但馬の豊かな大地で、太陽の恵みをいっぱいに浴びて育った証拠ですね。
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生でシャキシャキ、加熱でとろり。八代オクラが持つ二つの顔と濃厚な味わい
「八代オクラ」の真骨頂は、その驚くべき食感と味わいです。一般的なオクラは加熱して食べることがほとんどですが、この「八代オクラ」は、なんと生のまま食べられるという特長を持っています!
「八代オクラ 食べ方」を探求するなら、まずはぜひ生で試してみてください。生のまま薄くスライスして、サラダに加えたり、生姜醤油や海苔と和えたりして食べてみると、あのオクラ特有の粘りがありながらも、びっくりするほどシャキシャキとした歯ごたえに驚かされるでしょう。まさに、「オクラとは思えない味わい」です。瑞々しさと程よい粘り、そしてほんのりとした甘みが口の中に広がります。畑で採れたてをそのまま「ガブリ」といただくのも、このオクラならではの特別な体験です。
もちろん、加熱しても絶品です。さっと茹でて刻むと、あのオクラらしい粘りがしっかり出てきます。そして、加熱すると皮は驚くほど柔らかくなり、果肉の粘りがしっかりして、味わいがより一層濃厚になります。焼いて食べると、ジューシーさが増して旨味がぐっと引き立ちます。この生と加熱で全く違う顔を見せる食感と、濃厚な味わいこそが、「八代オクラ」が多くの食通を唸らせる理由です。肉厚な果肉にギュッと詰まった栄養と旨味を、様々な調理法で引き出して味わう楽しみは尽きません。
もちろん、加熱しても絶品です。さっと茹でて刻むと、あのオクラらしい粘りがしっかり出てきます。そして、加熱すると皮は驚くほど柔らかくなり、果肉の粘りがしっかりして、味わいがより一層濃厚になります。焼いて食べると、ジューシーさが増して旨味がぐっと引き立ちます。この生と加熱で全く違う顔を見せる食感と、濃厚な味わいこそが、「八代オクラ」が多くの食通を唸らせる理由です。肉厚な果肉にギュッと詰まった栄養と旨味を、様々な調理法で引き出して味わう楽しみは尽きません。
60年以上紡がれる歴史と、地域で守り育てる農家さんの情熱
「八代オクラ」は、単に珍しいオクラというだけではありません。そこには、但馬の里山で60年以上も大切に受け継がれてきた、深い歴史と、地域の人々、そして農家さんの熱い想いが込められています。
このオクラは、豊岡市日高町の八代地区(旧・八代村)で、60年以上前(または数十年以上前)から自家用の野菜として栽培されてきた伝統野菜です。もともとは八代地区よりもさらに山奥の集落の在来種として育てられていましたが、約60年前にその集落の方が八代地区に移住した際に種子を持ち込み、地域に広まったと言われています。
長年にわたり、数軒の農家さんが自家用として、毎年丁寧に種を採って繋いでいく「自家採種」を続けてきました。在来種は、F1品種のように均一な品質で大量に生産するのが難しい反面、その土地の気候や風土に合って育ち、独特の風味や特性を持っています。「八代オクラ」が持つあの多角形や柔らかさ、濃厚な味わいも、但馬の土地で長年育てられてきた在来種ならではの個性と言えるでしょう。
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近年、日本の各地で在来種が見直される中で、「八代オクラ」の価値も改めて注目されるようになりました。地域のコミュニティ「八代おもいやりネット」などを中心に、この貴重な品種を地域全体で守り育てていこうという取り組みが進められています。2017年時点では地区内で栽培・出荷する農家は1軒のみでしたが、2021年には8軒、そして2023年には9軒の農家が栽培するまでに広がっています。農家さんの地道な努力と、地域の皆さんの「この宝物を未来に繋げたい」という情熱が、この「八代オクラ」の命を今に繋いでいるのです。農業委員会でも栽培・採種が行われ、多くの市民が気軽に栽培できるよう種子の配布が行われたりと、地域全体で「八代オクラ」を盛り上げていこうという温かい輪が広がっています。
食卓から地域を元気に!広がる八代オクラの輪と美味しい食べ方
地域の宝である「八代オクラ」を、もっと多くの人に知ってもらい、味わってもらいたい。そんな想いから、地域の農家さんや住民が協力して、八代オクラを豊岡市の特産品にすることを目指しています。
そのための取り組みは多岐にわたります。前述の農業委員会による市民への種子配布もその一つですし、JAたじま日高営農生活センターでは、将来的に学校給食の食材としての提供に協力しています。子供たちが地元の伝統野菜に親しみ、その美味しさを知ることは、食育の面でも非常に大切なことですよね。また、地域の小学生との定植体験や、八代オクラを使った料理コンテストなども行われており、子供たちも積極的に「八代オクラ」に関わっています。
そして、「八代オクラ」の価値は、日本国内だけでなく、世界からも認められています。2021年には、失われつつある食の多様性を守るための活動を行っているスローフード協会の「味の箱船(Ark of Taste)」に登録されました! これは、「八代オクラ」が、その土地ならではの文化や歴史を持ち、次世代に引き継ぐべき価値のある食資源であると認められたことを意味します。但馬の小さな集落でひっそりと受け継がれてきたオクラが、世界の注目を集めるようになったのです。
「八代オクラ 旬」は、7月20日頃から始まり、10月上旬までです。この時期に但馬を訪れることができれば、新鮮な八代オクラを味わうことができます。主な産地は兵庫県豊岡市日高町の八代地区で、地元の直売所や、八代オクラを使った料理を提供する温泉旅館、一部のスーパーなどで購入できるチャンスがあります。
せっかく手に入れた八代オクラは、どのように食べるのが美味しいでしょうか? 先ほどご紹介した生食以外にも、様々な調理法で楽しめます。農家さんのおすすめは、グリルで素焼きにする方法。縦に切ってじっくり焼くと、ジューシーさが増してさらに美味しいそうです。素揚げにしても、外はカリッと、中はとろりとした食感が楽しめます。また、煮浸しも推奨される食べ方の一つ。出汁が染み込んで、粘りも出て、滋味深い味わいになります。その他にも、天ぷら、炒め物、ごま和え、豚バラ巻き、しらす丼など、多様な料理で八代オクラの魅力を味わい尽くすことができます。あなたのアイデアで、色々な八代オクラ料理にチャレンジしてみてください。
土に触れ、命をいただく。八代オクラ収穫体験で叶える豊かな時間
但馬の里山で育つ「八代オクラ」の魅力に触れて、実際に見て触れて、収穫してみたい! そう思われたあなたへ、兵庫県豊岡市八代地区では、その願いを叶える特別な収穫体験が用意されています。
本会の収穫体験では、但馬の豊かな自然の中で、地域に根差した伝統野菜を守り生産されている農家さんたちと一緒に、畑に入って八代オクラを収穫することができます。都会ではなかなか経験できない、土に触れることの心地よさを全身で感じられるでしょう。太陽の光を浴び、風を感じながら、緑の葉の間から顔を出すユニークな形の八代オクラを探す時間は、まるで宝探しのようにワクワクします。
農家さんから、八代オクラがどのように育つのか、どんなところに気をつけて栽培しているのか、といったお話を直接聞くことができます。野菜がどのようにして私たちの食卓に届くのかを知ることは、食への感謝の気持ちを深めることにつながります。そして、自分の手で、一つ一つ丁寧に八代オクラを収穫する。その瞬間の、枝からポキッと折れる感触や、手に伝わる野菜の重みは、きっと忘れられない感覚になるでしょう。
収穫したての八代オクラを手に取ったときの、あの瑞々しさ、土の香り。そして、農家さんおすすめの畑での「ガブリ体験」。採れたての八代オクラをそのまま一口かじってみる。あのシャキシャキとした驚きの食感と、瑞々しい甘みは、畑でしか味わえない特別なおいしさです。「これが、但馬の土と太陽が育んだ味なんだ…」と、きっと感動するはずです。
八代オクラの収穫時期は、7月下旬から10月上旬にかけてです。この時期に但馬を訪れる計画を立ててみてはいかがでしょうか。但馬の里山での収穫体験は、単に野菜を採るだけでなく、自然と一体になり、土の温もりを感じ、そして野菜が育つプロセスに触れることで、私たち自身の心と体がリフレッシュされる時間です。
家族との時間を大切にしたいと願うあなたにとって、この収穫体験は、忘れられない素敵な思い出を作る絶好の機会となります。お子さんやお孫さんと一緒に、畑でユニークな形のオクラを見つけて「これなあに?」「面白い形!」なんて会話をしながら、力を合わせて収穫する。その時の子供たちのキラキラした笑顔や、大人たちの楽しそうな声は、きっといつまでも心に残る宝物になるでしょう。共通の体験を通じて、家族の絆がより一層深まる。それこそが、収穫体験の何よりの価値かもしれません。
自分で収穫した旬の味覚をいただくことほど、贅沢なことはありません。愛情込めて育てられた八代オクラを、畑から直接持ち帰って、そのまま食卓へ。その新鮮さと美味しさは格別です。自分で選んで、自分の手で収穫したという経験が加わることで、野菜の味はさらに深まります。「このオクラはね、但馬の畑で〇〇ちゃんと一緒に取ったんだよ」なんて話をしながら食べれば、オクラの美味しさも一層増すはずです。また、子供と一緒に収穫した野菜を食べることは、食べ物の大切さや、それがどのように育つのかを学ぶ良い機会となり、食育にもつながります。旬の味覚が彩る食卓は、私たちの暮らしをより豊かに、より彩り豊かにしてくれます。
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おわりに
兵庫県但馬地域で大切に受け継がれてきた伝統野菜「八代オクラ」は、そのユニークな多角形の形状、大きくても筋張らない柔らかさ、そして生でシャキシャキ、加熱でとろりとなる驚きの食感と濃厚な味わいを持つ、まさに但馬の里山が育んだ宝物です。60年以上もの長い歴史を持ち、地域の農家さんや住民によって大切に守り育てられてきたこの八代オクラとの出会いは、私たちの食の常識を変え、豊かな発見と感動を与えてくれます。但馬の里山で体験できる八代オクラの収穫は、自然に触れ、土の温もりを感じ、そして野菜が育つプロセスに触れることで、私たち自身の心と体がリフレッシュされる心満たされる特別な時間です。日々の忙しさを忘れ、畑で深呼吸し、自分の手で野菜を収穫し、そして採れたての命の輝きを味わう。そんな穏やかで豊かな暮らしを求めるあなたへ、但馬の八代オクラ収穫体験は、心と体をリフレッシュし、新たな発見と感動を与えてくれるでしょう。ぜひ次の休日に、兵庫県但馬の里山を訪れて、この素晴らしい体験をしてみてはいかがでしょうか。
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