夏の宝石、まるごと抱きしめて。茨城県下妻市、スイカ畑で叶える「土を触る」幸せ
都市部で暮らす毎日は、分刻みで過ぎていく時間の連続です。家族のために、自分のためにと頑張る日々の中で、ふと立ち止まり、「もっとゆったりとした時間を過ごしたいな」「自然に触れて、心癒されたいな」と感じることはありませんか?特に、土に触れると心が落ち着く…そんな風に感じる方は、自然が持つ癒しの力を知っている方でしょう。
休みの計画を立てるたび、「子供や孫と一緒に、何か思い出に残る体験をしたい」「食卓にもっと季節感を取り入れたい」と考えるかもしれません。旅行もいいけれど、せっかくなら「本物」に触れられる場所へ。収穫体験などにも興味はあるけれど、どこに行けば良いのかしら?
都心からほど近い、豊かな自然が息づく茨城県下妻市。そして、そこで夏を待つ、あの丸くて大きな、夏の宝石を求めに行ってみてはいかがでしょう。
今回、茨城県下妻市のスイカ収穫体験などの魅力を紹介します。
太陽の恵みと農家の愛情が育む、下妻スイカの世界
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・土が好きな方へ贈る、下妻市のスイカの物語 ・下妻スイカ、その知られざる個性~シャリ感、甘さ、そして時代のニーズ~ |
土が好きな方へ贈る、下妻市のスイカの物語
茨城県の南西部に位置する下妻市は、昔から農業が盛んな地域です。特に、旧千代川村地区では、50年以上も続く歴史あるすいか産地として知られています。この地の農家の方々が、長い年月をかけて土と向き合い、スイカ栽培に関する豊富な経験と知識を培ってきた証拠です。代々受け継がれてきた知恵と、新しい技術への探求心。その両方があるからこそ、下妻のスイカは特別なのです。
下妻市のスイカが、茨城県が独自に指定する「銘柄推進産地」となっています。品質の高さが伝わります。これは、品質・量ともに高く評価され、市場でも常に注目される産地に与えられる称号です。茨城県内だけでなく、神奈川県、千葉県の市場や東北地方にも出荷されています、下妻スイカは人気があり多くお方に求められています。
土に触れることが好きな方なら、広大な下妻の畑で、農家の方々がどんな思いで一つ一つのスイカを育てているのかを想像してみてください。農家の方がは、スイカに合う土の性質を深く理解し、天候と向き合いながら、愛情を込めてスイカを育てています。そんな「土への愛情」が、下妻の美味しいスイカを育んでいます。
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下妻スイカ、その知られざる個性~シャリ感、甘さ、そして時代のニーズ~
下妻で生産されるスイカには、大きく分けて大玉すいかとこだますいかがあります。どちらもそれぞれの魅力があり、多くの人々を魅了しています。
まず、夏の醍醐味といえばやはり大玉すいかではないでしょうか。特徴は、なんといっても噛んだ瞬間の「シャリッとした歯ざわり」、通称「シャリ感」です。あの小気味よい食感こそが、スイカを食べる喜びの一つです。そして、糖度11%以上の確かな甘さ。太陽の恵みをたっぷりと浴びて育った大玉スイカを、家族みんなで囲んで食べる時間は、夏の最高の思い出になります。大きなスイカを切り分ける時のワクワク感、そして口いっぱいに広がる甘くてみずみずしい果汁…考えただけでも幸せな気持ちになります。
一方、近年人気が高まっているのがこだますいかです。「大玉すいか」をただ小さくしたわけではなく、これは品種改良とバイオ技術の導入によって生まれた新しい品種です。こだまスイカの魅力は、なんといってもその高い糖度、12~13度という甘さです。そして、皮が薄いため、皮の際まで美味しく食べられるのも嬉しいポイント。大玉スイカと比べてサイズが手頃なので、冷蔵庫に丸ごと入れられるのも人気の理由の一つです。
核家族化や一人世帯の増加といった現代のニーズに合わせて、下妻の農家さんたちも常に進化を続けています。JA常総ひかり千代川地区すいか部会では、こだまスイカの栽培に力を入れています。特に注目されているのが「ピノ・ガール」という品種です。2020年から導入されたこの品種は、なんと種まで食べられます!従来の品種に比べて種の大きさが約4分の1と小さく、あのプチプチとした食感を気にせず、思いっきりスイカを頬張ることができます。シャリ感のある甘い果肉と、種を気にしなくて良い手軽さ。これは小さなお子様からご年配の方まで、家族みんなが笑顔になるスイカです。
美味しいスイカを選ぶ場合の豆知識です。こだまスイカはメロンと異なり、収穫後に追熟しないため、購入後は新鮮なうちに食べるのが一番美味しく楽しむ方法です。鮮度が落ちると甘みも減ってしまうので注意が必要です。美味しいこだまスイカを見分けるポイントとしては、軽く叩いて適切に響く音や、つるの切り口が新鮮なものが良いとされています。高く響く音はまだ未熟、低く重たい音は熟しすぎのサインかもしれません。ぜひ、手に取って耳を澄ましてみてください。
五感で味わう特別な時間~下妻市スイカ収穫体験の魅力~
そんな下妻の美味しいスイカを、畑で直接、自分の手で収穫できるのが、スイカ収穫体験です。土に触れることが好きなあなたなら、きっとこの体験に心を惹かれるはずです。
広がるスイカ畑に足を踏み入れた瞬間の、あの解放感。太陽の光をいっぱいに浴びたスイカの蔓や葉の間を歩くとき、大地からのエネルギーを感じるでしょう。たくさんのスイカの中から、これぞ!という一玉を見つけ出す宝探しのような楽しさ。ずっしりと重いスイカを抱き上げたときの喜びは、スーパーで買うのとは全く違います。
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下妻市では「みずみずしい下妻のスイカとメロン収穫体験」の企画を本会でが開催しています。この体験では、JA常総ひかりが丹精込めて育てた特産品であるメロンとスイカを、それぞれ1玉ずつ自分で収穫できます。都会では味わえない贅沢な体験です。肥沃な土地で育まれた、地域に根ざした作物を自らの手で収穫する。これは、食べ物に対する感謝の気持ちを育む、素晴らしい食育の機会です。「スイカ 収穫体験 子供と一緒に参加したいな」と思っている方にも、非常におすすめです。子供たちのスイカを持った満面の笑顔を見たら、忘れることのできない一日にります。
体験を彩る豊かな食と寄り道
下妻のスイカ収穫体験は、美味しいスイカを採るだけで終わりではありません。体験をさらに豊かにする、魅力的な企画が用意されています。
収穫体験の後に、JA全農が運営するポケットファームどきどきつくば店でのお昼ごはん。直売所から届く採れたての新鮮野菜や地元の食材を使った、60種類以上もの料理がバイキング形式で楽しめます。食べ放題・飲み放題です! スイカ畑でたっぷり汗をかいた後に、旬の野菜をふんだんに使った美味しい料理を心ゆくまで味わう。これぞ、農業体験の醍醐味と言えるでしょう。素材の味を活かした優しい料理は、きっとあなたの心と体を満たしてくれるはずです。
さらに、JA常総ひかりやすらぎの里での買い物ができます。地元生産者さんが作った、朝採りの新鮮な野菜や果物、手作り加工品などが並びます。収穫体験で土に触れた後だからこそ、そこで並んでいる一つ一つの農産物が、より輝いて見えるでしょう。地域の人々との温かい交流も、こうした直売所ならではの魅力。お土産に、採れたての野菜や特産品を選べば、自宅の食卓にも旅の思い出を彩ることができます。
スイカ体験がもたらす、心の満たされ方~家族との時間、穏やかな暮らし~
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下妻のスイカ収穫体験は、単なるレジャーではありません。それは「穏やかで豊かな暮らし」を、体全体で感じられる時間です。
太陽の下、土に触れ、生命力あふれるスイカを自分の手で収穫する。この体験は、日々の忙しさで固まった心と体を、優しく解きほぐしてくれるでしょう。広がる畑を前に深呼吸すれば、下妻の澄んだ空気が体中に満ち渡り、心身ともにリフレッシュできるはずです。
スイカ収穫体験で一緒に汗を流す一体感
そして何より、家族みんなで共有するこの特別な時間は、プライスレスな思い出となるでしょう。子供たちの楽しそうな笑い声、一緒に汗を流す一体感、そして収穫したスイカを囲んで「美味しいね!」と喜び合う食卓。こうした温かい時間は、家族の絆をより一層強くし、日々の生活に彩りと潤いを与えてくれます。
収穫したてのスイカを自宅に持ち帰り、冷やして家族みんなで味わう。あのシャリ感と甘さ、そして自分で収穫したという特別な思いは、食卓を笑顔でいっぱいにし、夏の暑さを忘れさせてくれる至福のひとときとなるでしょう。
おわりに
茨城県下妻市で育まれるスイカは、50年以上の歴史を持つ確かな品質と、大玉、こだま、そしてピノ・ガールといった時代のニーズに応える多様な品種が魅力です。噛んだ時のシャリ感、あふれる甘さ、そして生産者の愛情が詰まったその味は、まさに夏の宝石と呼ぶにふさわしいでしょう。さらに、下妻市で体験できるスイカ収穫は、土に触れる喜び、自分の手で命をいただく感謝の気持ち、そして家族と分かち合う笑顔に満ちた、かけがえのない時間となります。美味しいスイカを味わうだけでなく、収穫体験を通して、地域の魅力や自然の恵みを肌で感じ、心満たされる豊かな時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
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