秋の土から掘り出す宝物「おおまさり」収穫体験で知る、千葉が誇る落花生の魅力
秋の気配が深まり、澄んだ空気が心地よく感じられる季節になりました。この時期になると、夏の疲れを癒し、美味しい旬の味覚を楽しみたくなるのではないでしょうか。
お芋掘りは経験したことがあるけれど、秋の畑には他にもどんな宝物が眠っているのでしょうか?子供や孫と一緒に、土の中から何かを見つけ出すワクワク感を味わいたい。そんな風に考えている方に、とっておきの収穫体験があります。
それは、落花生の収穫体験。特に、千葉県が誇る、その名も「おおまさり」という、驚くほど大きくて美味しい落花生です。この記事では、落花生おおまさりの栽培方法と魅力そしておおまさり収穫体験の魅力を、掘り下げていきます。千葉の落花生畑で、土の温かさを感じながら「おおまさり」を収穫したい。秋の土の中の宝物を見つけに、ワクワクする旅に出かけるのはいかかでしょうか。
秋風が心地よい季節、土の中から見つける宝物へ
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・大地が育む、特別な「おおまさり」の秘密 |
大地が育む、特別な「おおまさり」の秘密
土好きにはたまらない!千葉県が育んだ「おおまさり」の秘密
落花生といえば、千葉県を思い浮かべる方も多いでしょう。それには理由があります。千葉県は、落花生栽培に最適な環境が整っている土地です。特に、広大な関東ローム層は水はけが非常に良く、落花生の根が地中深くまでしっかりと伸びるのに適しています。さらに、夏場の乾燥した気候も、落花生の生育条件にぴったり。この土地と気候が、美味しい落花生を育む基盤となっています。
そんな恵まれた環境の中で、千葉県が14年もの歳月をかけて、まさに情熱を注ぎ込んで品種改良を行った末に、平成19年(2007年)に誕生したのが、落花生「おおまさり」です。美味しいと評判の「ナカテユタカ」と、アメリカで開発された超大粒の「Jenkins Jumbo(ジェンキンスジャンボ)」を掛け合わせて育成された「おおまさり」は、その名前の通り、大きさや味が他の品種に勝っているという意味が込められています。
「落花生 おおまさり 特徴」と調べてみると、その一番の特徴は、なんといってもその大きさにあることが分かります。日本国内で栽培されている落花生の中で極大粒実であり、なんと普通の落花生の約2倍もの大きさがあります!さやも実も「大きくふっくら」としていて、見た目のインパクトも抜群です。主に千葉県内の八街市、富里市、山武市、我孫子市といった地域で盛んに栽培されています。さらに、収穫量も一般的な品種の約1.3倍以上と、たくさんの恵みをもたらしてくれる品種なのです。
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採れたてを味わう至福~「おおまさり」の驚きの美味しさ~
「おおまさり」の魅力は、その驚きの大きさだけではありません。一度食べたら忘れられない、格別の美味しさが特徴です。
最大の特徴は、その甘みの強さと、ゆでた時の実のやわらかさです。だからこそ、「おおまさり」は特にゆで豆に最適な品種とされています。採れたての新鮮な「おおまさり」をさっと茹でて、まだ温かいうちにいただくのが、最も美味しく食べるコツです。「おおまさり 美味しい 食べ方」といえば、まずはこれを試してみてください。
味わったことのないホクホク感と、口いっぱいに広がる上品でクリーミーな甘み。そして、豆本来の風味がしっかりと活きた濃厚まろやかな味わいに、きっと驚くことでしょう。従来の品種よりも甘みがあって美味しいと、多くの人々に好評です。大きく柔らかい実がホクホクとして食べごたえがあるため、お子様のおやつとしてはもちろん、ビールなどお酒のつまみにもうってつけです。この柔らかな食感と見た目のインパクトで、「おおまさり」の人気はここ数年、急速に高まっています。
土の中の宝探しへ!「おおまさり」収穫体験のワクワク
土を触るのが好きなあなたなら、ぜひ体験していただきたいのが、「おおまさり」の収穫体験です。秋の畑で、土の中から宝物を見つけ出すような、特別なワクワク感が待っています。
「おおまさり 収穫時期」は、例年9月下旬から11月中旬頃にかけてです。この時期に合わせて、千葉県内には「おおまさり」掘り体験ができる農園や施設がいくつかあります(品種や農園によって多少時期が異なります)。
落花生は、土の中に茎が伸びて、その先にたくさんのさやが実るという、他の作物にはあまりない独特の育ち方をします。収穫する際は、株元の土をスコップなどで掘り起こして、株を持ち上げるように行います。無理に引っ張ると、さやが土の中に残ってしまうことがあるので注意が必要です。
土の中から、たくさんの大きなさやが付いた株がゴソッと現れた時、きっと土に埋まったお宝を発見したかのような喜びを感じるでしょう。この引っこ抜く感触と、そこに現れるたくさんの大粒の「おおまさり」を見た時の興奮は、お芋掘りとはまた違った楽しさがあります。
お子様や、友人との共同作業としても、おおまさり収穫体験は非常に魅力的です。家族みんなで力を合わせて土を掘り、たくさんのおおまさりを見つけ出した時の達成感は、きっと忘れられない家族の思い出となるでしょう。子供たちの、あの土だらけになりながらもキラキラと輝く笑顔を見たら、親としてこれ以上ない幸せを感じるはずです。
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収穫体験に参加する際は、服装に少し注意が必要です。畑の土で汚れても良いように、長袖・長ズボンがおすすめです。念のため、着替えがあると安心です。足元は、土の中での作業なので長靴が良いですが、なければ汚れても良いスニーカーでも大丈夫です。手の保護のために手袋(軍手など)があると便利です。そして、もちろん、収穫したおおまさりを持ち帰るための袋もお忘れなく。「おおまさり 収穫体験 服装」や「おおまさり 収穫体験 持ち物」と検索すると、詳しい情報が出てきます。
知っておきたい!収穫のコツと、採れたてを美味しくいただくために
美味しい「おおまさり」を収穫するためには、収穫時期を見極めることが大切です。目安としては、さやの網目がはっきりしたものが全体の80%ほどになった時、茎や葉っぱが黄色くなり、下葉が枯れてきた頃です。試し掘りをして、さやの網目がしっかりしているかを確認することが重要です。収穫が早すぎるとまだ実が未熟で美味しくなく、遅れるとさやが土中に残ってしまったり、風味が落ちてしまったりします。
収穫したての生落花生は酸化しやすいため、「落花生 収穫後 保存」について知っておくことも大切です。すぐに茹でて食べるのが一番美味しく楽しむコツです。茹でる時以外は、基本的に殻付きのまま洗わずに、軽く土を払う程度にしておきましょう。落花生は湿気に弱く、カビの原因となるため、洗ってしまうと傷みやすくなります。
もしすぐに食べきれない場合は、適切な処理が必要です。収穫したさやを上にした状態で天日干しをします。期間は1週間~10日ほど。この間に土も自然と落ちます。完全に乾燥したら、網袋などに入れ、風通しの良い場所で1か月ほど吊るして保存します。さやを振ってみて、カラカラと音がするようになったら、十分に乾燥した目安です。
ちなみに、「おおまさり」には、大株で栽培しづらい、病気に弱いといった短所もありましたが、こうした課題を改良した、コンパクトで病気に強い後継品種「おおまさりネオ」が育成され、令和4年に品種登録されています。「おおまさりネオ」も、収量や食味は「おおまさり」と同等とされています。このように、落花生栽培も日々進化しているのです。
体験が紡ぐ、豊かな秋の暮らし~土と家族の恵み~
おおまさり収穫体験は、あなたの暮らしに、豊かな秋の恵みをもたらしてくれます。土に触れ、自然の中で体を動かすことは、日々の疲れを癒し、心身をリフレッシュさせてくれるでしょう。
そして、家族みんなで力を合わせて土の中から宝物を見つけ出す時間は、あなたの心を満たしてくれます。子供たちの歓声、友人との協力。土まみれになりながら笑い合う親子の姿は、他には変えられない最高の思い出となるはずです。
自分で収穫した採れたての「おおまさり」を持ち帰り、自宅で茹でて味わう。あのホクホク感とクリーミーな甘みは、収穫の苦労を忘れさせてくれる美味しさです。家族みんなで「美味しいね!」と笑顔で囲む食卓は、何よりも代えがたい幸せなひとときとなるでしょう。
収穫体験が、「穏やかで豊かな暮らし」を、五感を通して感じ、家族と共に育む素晴らしい機会となるはずです。土の温かさ、落花生の美味しさ、そして家族の笑顔。この秋は、千葉の落花生畑で、心満たされる時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。本会では収穫体験の企画を実施しています。その他に収穫体験できる施設は、インターネットで「おおまさり 収穫体験 + 地域名」と検索するといくつか見つかります。
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おわりに
この秋は、千葉へ。特別な落花生「おおまさり」との出会いを
千葉県が誇る落花生「おおまさり」は、その驚きの大きさと、ゆでた時のホクホクとしたクリーミーな甘さが最大の魅力です。最適な環境で、農家さんの情熱によって育まれたこの特別な落花生を、土の中から自分の手で掘り出す収穫体験は、まさに秋の宝探し。土に触れる喜び、発見のワクワク、そして家族と分かち合う笑顔に満ちた、かけがえのない時間となるでしょう。日々の忙しさから離れ、自然の中でリフレッシュし、食の恵みを肌で感じる体験は、穏やかで豊かな暮らしへと繋がります。この秋は、ぜひ千葉県の落花生畑を訪れて、「おおまさり」との素敵な出会いを体験してみてください。
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