福島県矢祭町で、香りに包まれる旅へ。ゆず収穫体験で知る、土地の恵みと家族の笑顔

つながる。
2025年04月23日
ゆず収穫隊 福島県矢祭町 猫の手援農隊 無農薬
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秋が深まり、少しずつ冬の気配を感じ始める頃。あの爽やかでどこか懐かしい香りが恋しくなりませんか?そう、ゆずの香りです。

土に触れることや自然の中に身を置くと心がほっとする…そんなあなたは、きっと季節の恵みを五感で感じることの大切さを知っている方でしょう。

毎日の忙しさの中で、「もっと自然に触れたいな」「食卓にもっと季節を取り入れたいな」と感じることはありませんか? 旅行もいいけれど、せっかくなら「本物」に触れられる場所で、心と体をリフレッシュしたい。

そんな方に、ぜひ一度訪れていただきたい場所があります。それは、福島県南部に位置する、豊かな自然が息づく矢祭町。そこで晩秋から冬にかけて黄金色に輝く、特別なゆずがあります。

この記事では、福島県矢祭町のゆずの魅力とゆず収穫体験の魅力を、紹介します。きっと、矢祭町のゆず畑で、爽やかな香りに包まれる自分の姿を想像できるでしょう。冬の始まりを告げる、ゆず香る矢祭町への旅に出かけましょう。

あの爽やかな香りに誘われて。冬支度を始める心へ

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・太陽と大地の恵みが育む、矢祭ゆずの物語

・宝石のようなゆず、その輝きと多様な恵み

・棘(トゲ)に注意!でも心が躍る~矢祭町ゆず収穫体験へ~

・農家さんとの温かい交流と地域の魅力

・ゆずの香りが運んでくれる、心の豊かさ~家族と分かち合う恵み~

・おわりに

太陽と大地の恵みが育む、矢祭ゆずの物語

福島県矢祭町、香り高き「北限のゆず」物語

福島県の南端に位置する矢祭町は、八溝山系の豊かな自然に囲まれた美しい町です。かつてはこんにゃく栽培が盛んでしたが、約25年ほど前、市場価格の低迷を受けて、町では新たな特産品としてゆずに注目しました。矢祭町の地形と気候が、ゆず栽培に非常に適していることが分かりました。

矢祭町のゆず畑の多くは、日当たりの良い急斜面にあります。水はけが良く、太陽の光をたっぷりと浴びられるこの環境は、ゆずの生育に最適です。八溝山の豊かな自然がもたらす昼夜の大きな気温差も、ゆず本来の香りを一層高くする秘訣とされています。かつては「北限のゆず」として有名になったこともあるほど、矢祭町はゆず栽培の適地です。

矢祭町のゆず農家さんたちは、八溝山系の里山に広がる耕作地のうち、日当たりのよい南面の斜面を活かし、丹精込めてゆずを育てています。矢祭町のゆずは、鮮やかな色が濃く、驚くほど香りが高いのが特徴です。そして、実が大きいことも自慢の一つ。ずっしりと重いゆずを手に取ると、この地の自然の力強さと、農家さんの愛情を感じられるでしょう。

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宝石のようなゆず、その輝きと多様な恵み

矢祭町のゆずの収穫は、鮮やかな黄色に色づく11月上旬から始まり、12月中旬まで続きます。夏場の7月末から9月頃には、青ゆずが収穫される時期でもあります。「矢祭町 ゆず 時期」について調べているなら、この時期に合わせて訪れるのがおすすめです。

ゆずは、その爽やかな香りだけでなく、私たちの体に嬉しい恵みをたくさん与えてくれます。ゆずにはビタミンCをはじめとする豊富な栄養分が含まれており、これから迎える寒い季節の風邪の予防や、日々の疲労回復に役立つとされています。また、爽やかな香り成分には、リラックス効果もあると言われており、ゆず湯に入ったり、香りを嗅いだりすることで、心身ともに癒されます。

矢祭町の香り高いゆずは、様々な加工品としても活用されています。「矢祭町 ゆず 加工品」と調べると、たくさんの魅力的な商品が見つかるはずです。砂糖漬けやゆず味噌、ドレッシング、ジャムといった定番から、ゼリー、シャーベット、お菓子まで、その用途は多岐にわたります。特に、矢祭町で栽培された新鮮なゆずを100%使用したゆずシャーベットは、風味豊かで爽やかな味わいが評判の逸品。町の特産品として、ふるさと納税の返礼品にも選ばれています。この加工品は、「もったいない市場」や「農産物直売所・太郎の四季」などで購入できます。

ゆずは、果汁だけでなく皮まで無駄なく活用できる素晴らしい柑橘類です。酸味が強い果汁は料理の付け合わせや調味料に、香りの良い皮はお茶や香辛料・薬味として重宝されます。近年の研究では、ゆずの種子油にアレルギー性皮膚炎の緩和効果があることも示されており、本当に捨てるところがないと言えるほど、ゆずは丸ごと活用できる恵みです。皮をくり抜いて料理の器に見立てる「ゆず釜」や、料理の香り付け、飾り付けに使うなど、食卓を彩るアイテムとしても大活躍。自分で収穫したゆずを使って、こうした加工品や料理に挑戦するのも楽しいでしょう。

棘(トゲ)に注意!でも心が躍る~矢祭町ゆず収穫体験へ~

そんな魅力あふれる矢祭町のゆずを、自分の手で収穫できるのが、ゆず収穫体験です。ゆず栽培は他の果実ほど手間がかからない面もありますが、収穫作業には大変な手間と時間がかかります。なぜなら、ゆずの木には長く鋭いトゲがたくさんあるからです。実にトゲで傷がついたり、高枝から落下させて割れが入ってしまうと、商品価値がなくなってしまうため、一つ一つ、高枝切ハサミを使って慎重に収穫しなければなりません。木が上に伸びてしまうと、さらに収穫は大変になります。

この少し大変な作業こそが、収穫体験をより特別なものにします。「土を触るのが好き」な方なら、きっとこの作業にやりがいを感じるでしょう。広がるゆず畑の中で、黄色く輝くゆずの実を見つけたときの喜び。長いハサミを使って、枝を傷つけないように慎重に、でも確実に実を切り取る時の集中力。そして、無事に収穫できた時の達成感は、格別です。畑いっぱいに広がるゆずの爽やかな香りに包まれながらの作業は、心身ともにリフレッシュさせてくれるでしょう。

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安全に収穫を楽しむためには、いくつか注意点があります。ゆずのトゲは鋭いので、必ず長袖・長ズボンを着用し、軍手をつけるようにしましょう。「ゆず 収穫 注意」に関する情報は、体験を受け入れている農園や企画の主催団体等が詳しく教えてくれるでしょう。本会の11月に行っている収穫隊の企画では高枝切ハサミの使い方も、丁寧に教えておりますので、初めての方でも安心して参加できます。

 

農家さんとの温かい交流と地域の魅力

ゆず収穫体験の魅力は、ゆずを収穫するだけにとどまりません。矢祭町のゆず農家さんとの温かい交流も、忘れられない思い出となります。ゆず栽培への情熱や、収穫の苦労、そして矢祭町の暮らしについてなど、様々な話を聞くことができます。プロの農家さんの技や知恵を間近で見たり、直接教えてもらったりすることは、貴重な学びとなります。

また、体験を通して、矢祭町の豊かな自然や、ゆずと共に生きる人々の温かさに触れることができます。収穫体験だけでなく、町の「もったいない市場」や「農産物直売所・太郎の四季」で買い物を楽しんだり、ユーパル矢祭でゆずシャーベットを味わったりと、矢祭町の魅力を満喫することで、旅はさらに豊かなものになるでしょう。実は、町のイメージキャラクター「やまっぴー」も、ゆずの木の妖精です。

ゆずの香りが運んでくれる、心の豊かさ~家族と分かち合う恵み~

矢祭町のゆず収穫体験は、あなたの心に、豊かな彩りをもたらしてくれます。収穫体験を通して、自然に触れ、体を動かすことは、日々の忙しさから離れ、心身をリフレッシュさせてくれます。

そして、みんなで一緒にゆずを収穫する時間は、共通の体験として、きっと忘れられない思い出となります。子供たちの、あの嬉しそうな笑顔。一緒に汗を流す中で深まる絆。「このゆず、僕が採ったんだよ!」と誇らしげに見せる子供の姿を見たら、きっと胸がいっぱいになるかもしれません。

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自分で収穫したゆずを持ち帰り、自宅でジャムやゆず胡椒、ゆず茶などを作るのも楽しい時間です。「ゆず ジャム 作り方」「ゆず 胡椒 作り方」にはぜひ挑戦してみてください。ゆずの香りが満ちるキッチンは、それだけで幸せな空間になります。そして、冬の食卓に並ぶ、手作りのゆずの恵み。収穫時の畑の風景を思い浮かべながら味わうその美味しさは、格別です。ゆず湯に浸かれば、爽やかな香りが一日の疲れを癒し、心身を芯から温めてくれるます。

ゆず収穫体験は、「穏やかで豊かな暮らし」を、五感を通して感じ、家族と共に育む素晴らしい機会となるはずです。矢祭町の自然と人々の温かさ、そしてゆずの香りが、あなたの日常に優しい光を灯してくれるでしょう。

ゆず生産者の皆さん

おわりに

矢祭町へ、香りの収穫に出かけよう!
福島県矢祭町で育まれるゆずは、日当たりの良い急斜面と寒暖差の大きい気候が生み出す、色が濃く、香りが高い、まさしく冬の宝石です。ビタミンC豊富で健康にも良いゆずを、自分の手で収穫する体験は、食や命への感謝を深め、自然との繋がりを感じさせてくれます。ゆずの棘に注意しつつ、一つ一つ丁寧に収穫する作業には、大変さの中にも大きな喜びと達成感があります。また、ゆず農家さんとの交流や、矢祭町の美しい自然に触れることは、心身のリフレッシュにも繋がります。土に触れることが好きで、家族との時間を大切にしながら、穏やかで豊かな暮らしを求めているあなたにとって、矢祭町のゆず収穫体験は、きっと心満たされる最高の旅となるでしょう。ゆずの収穫時期である秋から冬にかけて、ぜひ矢祭町を訪れて、香りに包まれる特別な体験をしてみてください。

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